きつく締めてはいけないネジ

Wには　きつく締め付けると　調子が悪くなる　ネジ（ナット）が数箇所有ります。

この　スプロケットを止めているネジは　きつく締めると　ニュートラルが出しにくくなったり　不具合が出てきます。

スプロケットに穴が一箇所開いてます　そこに　一箇所、爪をたてたロックワッシャーを入れて　ナットを締め込み、　切り込みにロックワッシャーの爪をたてます。

ロックワッシャーは　スプロケ側に一箇所　反対側のナット側に一箇所　ツメが出る事に成ります。

スイングアームの付け根のネジです、　このネジも　強く締めると　リヤサスの動きがしぶく成る様です

少し見にくい、汚い写真ですが、　この大きなナットです（船付きなんで手前に違う部品が有ります）
しっかりとワッシャーを、ナットの一面に折り曲げ　ナットを廻らなくしておきます。

クラッチのこのネジも、　幾らでも締め込めますが、締め込みすぎると　クラッチが重くなります。

ワッシャーが見える位が良い様です。　　緩まない様に　ここには、　ピアノ線でロックしています。
ネジた端は１センチ弱にして　内側に向けておきます。　この部分がケース側に向くと　ケースを削り　不具合が起こります。

ヘッド（フォークの三叉）のネジも強く締め付けてはいけません、　　ベアリングに一番近いネジです。　　その上に有るネジは　一番近いネジを固定しておき　しっかりと締めます。

この　ナットはも　力一杯　締め付けては　ダメです。
テーパーベアリングを締め付けるボルトなので　前輪の三叉の様な調整です。
締め付けて　ほんの少しナットを戻します、　ボルトが廻らない様にして、下のナットを固定して　上のナットを締めます、　
スパナを薄く削ったのが　必要です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘッドカバーのネジ

このネジはしっかりと締め付けます、　　が　何故か　Wのサービスマニアルの締め付けトルクの数値が　ヘッドボルトの物と間違えて表示されています。
規定トルクだと　勘違いして　そのトルクで締め付けると　ねじ切れる可能性大です。

規定トルクは　ヘッドが６キロ　カバーが３キロ　　でもカバーは　もう少し少ない方がいいみたいです。

周り止め（ツノの様な物）が付いている　キャブのキャップ部も強く締める必要はありません。