2002.4.28

ゴールデンウィーク前半戦です。

せとうちRSさんが3月末で関東方面に転勤になり、一台置きざりにされていたW1SAを陸送途中、岡山に立ち寄られることになりました。
メインイヴェントはアイリ〜庵でのうどんをいただくことです。
アイリ〜さんはうどんに関しては玄人はだしですが、まだ今日のメンバーは誰もご馳走になったことがありません。
参加メンバーはというと、広島から岡山まで同行してくるタッチ君とY2君です。
MASAくんも私が(下心があって)独断で誘いましたが、W650のバッテリーが上がっていて、車では参加したくないと駄々をこね、しかもアイリ〜さんから誘われたのではないので行きにくいと遠慮します。
私の下心は・・・彼は酒を飲まないので、適当な時間に最寄の駅まで送ってもらって、一旦帰宅しようと思っていたのでした・・・。

世間様はお休みですが、零細商店主の私はお店を開けなくてはなりません。
しかし事前にワイフには既定路線であるということをちびちび切り出しておいたので、昼過ぎには無事エスケープに成功。
朝方秘密基地からW3+SCを店の前まで回漕していましたので電話がかかってきてすぐ出動することが出来ました。

岡山市内を気持ちよく抜け、2号線を西下、待ち合わせ場所の倉敷の西端にあるコンビにまでひた走ります。

ところが倉敷の手前で、突然エンジンが死んでしまいます!!!
これくらいで驚くほどうぶではありません。
左端に寄せてニュートラルに入れます、が、ニュートラルランプがつきません。

「ははは、ヒューズ君ですな〜、アンダーパスなんかで切れずこんな広い道で切れるとは、よしよし」
笑顔でヒューズ交換が出来ます。
しかしアース線をつないだままだったので、ヒューズをつなぐ時にまたフレームとショートさせ再び切ってしまいます。
予備はあと一本、サイドカバーをはめる前、大事を取って本車バッテリ−(と言っても現在ただの配線ターミナル)のプラス端子にガムテープでべったり絶縁をします。

原因は・・・、一度サイドカバーを落としたことがある私は、走行中気がつけばサイドカバーのねじを締めるようにしているので、多分そこだと決めつけアース線をつなぎ、何事も無かったように西下します。

2時前には約束のコンビニに到着〜。
H.D.と、なんかわからん国産アメリカンが止まっていたので、駐車場侵入左折時に、側車をついリフトアップして喝采を浴びます・・・。
「おっさんおっさん、サイドカーって曲がる時はいつもそうやるんですか?」と聞いてきます。
「お〜、こうやらにゃあ曲がらんのじゃ〜」とでたらめをいいながら国産アメリカンの坊やをいろいろいじめて時間つぶしをします。

そのうち音が聞こえてきました、露払いはタッチ君で、太刀持ちのY2君をしたがえてW1SAがやってきました。
ほぼ2ヶ月ぶりの再会を喜びつつSAを品定めしていきます
「トラブルなかったん?つまらんな〜」
「いや〜、リアタイヤがかぜひいてて、いつバーストするかわからんのですワ〜」
「まあ、アイリ〜さんとこには何でもあるから多分タイヤもあるじゃろう」
相変わらずええかげんなおっさんです。

ここからドレミ経由鷲羽山スカイライン、アイリ〜庵ですが、この辺の詳しいところはせとうちRSさんのHPであきらかになるでしょう。

鷲羽山スカイラインは、私ではちょっとペースが遅いのと、ドリフト族が多くて怖いのでパスして先回り、動画撮影をすることにします(ここ)。


鷲羽山スカイラインでの一コマ

動画の方は、撮影しようとしてたらBMWのおじさんが話しかけてきてその声も入ってしまいました、トほほ。


ドレミ前から電話した時間どおり4時に本日の最終目的地「アイリ〜庵」に到着しました。

すかさずアイリ〜さんが出て来ましたが、ちょうどそこのコンビニに東京からのお客様「Johくん」が到着したと言うのです。
ホスト役には居てもらって私がコンビにまで走っていきます。

早速持参した発泡酒とビールで乾杯〜
中にはいつも発泡酒なので「わぉ〜ひさびさのビールじゃ〜」と無邪気に喜んでいる方もいらっしゃいました。

「おじさん、飲んで飲んで!」とみんな進めてくれます、が・・・
私は酒好きである上、いくらでも飲みます。
しか〜し基本的には弱く、すぐ酔ってしまいます、そっからまた何ぼでも飲んでしまうので、当然記憶はすぐなくなってしまいます。

「お〜い、この辺からおじさんの言動は責任が取れなくなるからね〜」と宣言しつつどんどん飲みます。
「アイリ〜さん、きょうMASAくんを誘ったんだけどね・・・」
すかさずアイリ〜さんはでんわをし「ワシがこいっちゅうとんのがわからんのか!」と脅します

メインディッシュのうどんをいただく頃にはかなり出来上がっています(まだ記憶はある)

MASA君も彼女同伴でやって来ました(いつ来たんじゃ?そろそろ記憶がおかしいです)
車はCappuccinoで彼女同伴なら私は乗って帰れませんな〜、ここでたがが完全に外れてしまいました。

さあさあいよいよです、うどんはざるにのって出てきました、少しとって一口・・・・
私のうどんに対する概念は一変してしまいました、めちゃうまなのです!
次を取ろうとするとざるの上にはもうありません、数本残っているうどんには遠慮して誰も手を伸ばせません。
仕方なくざるをどんぶりの上に持ってきておじさんはさらえていきます。

その繰り返しです〜。
「おじさん、よー食うのー」と誰かが言いました、しかしホントはそう見えるだけであまり食べていません、とほほ。

その後の記憶は断片的で、文章に出来ません
「彼のオートバイ、彼女の島」を大スクリーンで見ましたが、気がつくと場面がとんでおり「何で〜??あのシーンはどしたん??」と酔っ払いおじさんは自問自答しておりました〜。

沈没〜

翌朝6時半に出発予定の目覚ましで目がさめましたが・・・誰も起きようとはせず出発は9時でした。

***********************************

5月5〜6日は店は休みと決めました。
4日に実家(倉敷)に帰りましたが、雨が降っていたので車です。
5日、天気が良くなったので岡山まで電車で行ってW3+SCをとってきます、暑い〜。
しかし午後からはニューファミリー(←死語)のように、家族そろって郊外の大型ショッピングセンターに買い物に行きました(疲れた)

帰ってから「明日は早起きしても静かに出て行ってね」とか「昼ご飯はいらんのじゃろ」とか言われます
別にどこにいくというあても無いのに明日の行動はワイフに決められてしまいました。
「まあ早いうちに帰ってくると思うで〜、明日はおまえの実家によるわ」と適当に言っときます。
でMASAくんに電話します
「M・A・S・A く〜ん、あ・そ・ぼ〜」
「あそぼって言われても僕はいま神戸にいます、あしたまで・・・」
しかたないのでひとりで県北の方でも流してきましょう〜。

***********************************

2002.5.6
朝6時には目ざめたおじさんはこそっとWを押して出て行きます。
特にあても無いのでとりあえず北に向かって走ります。
昨日とはうって変わって肌寒い天気ですが、晴れているので午後くらいからは暖かくなるでしょう。

ふたつ目の町にさしかかった頃、ガソリン残量が気になりだしましたが、目につくGSは反対車線側で中央分離帯もありUターンも億劫でそのまま通過します。少しいったところの左にエネオスがあるのは覚えていました、が、到着するとまだあいていませんでした。

このまま行ってもどんどん山の中に入っていくのでしかたなくUターン、さっきのGSまで戻ります。
給油し、またUターンするのも面倒です(目的地がないもんね〜)少しもどって東の山に上がっていく道があります。
ここから入って30分ほど行くといつも行くホームコースがあるので、左折し急な山道を上がっていきます。
しばらくあがると町が一望できるPがあります。
「あ゛〜、これは〜!!!」とってもめずらしいバイクが止まっています!!!おもわずPに乗り入れます。


GT750です、しかも初期型のフロントダブルパネルですな〜
後ろからも見てみましょう

ナンバーは「岡」
ワンオーナー車だそうです

他に2台

W1SとGL1800・・・
3台ともワンオーナー車だそうです、すごい!(GLはあたりまえか・・・)

思わず写真を取らせていただいてましたが、W1Sの紳士が「○×さんは先に行ってるって・・・。」
「???いや〜、私はただの通りすがりのもんでして、○×さんてわかりません・・・で、今日はどこか遠くへ行くんですか?」
「はっはっは、これから加茂川町までいってほかの組と合流し鳥取まで鍋を食べに行くんだよん、一緒に行くかね、ん?」
「・・・・・・」

そんな話をしていたら、軽トラックが一台入ってきました。
同じお仲間の方で、なにやら怪しいバイクを積んでシートをかけています。
隙間から覗いてみるとなんやらレーサーのようです
「このレーサーなんですか?」
「CB450でっせ、寄せ集めですわ」
CB450・・・、レーサー・・・どこかで聞いたような・・・

「あの〜もしかして岡山旧車会のゲストブックに書き込まれてる・・・」
「そうそう、S-3っていうのが私です〜、一緒に行きませんか?」
そのうちZ2だの国産アメリカンの茶髪のお兄ちゃんだの集まってまいりました。

とりあえず私も加茂川町方面へ行く予定だったので、そこまで付いていく事にします。

6台で走っていると途中国産アメリカンとゼファーのお兄ちゃんのおネイちゃん達(全員20前後で茶髪半ヘル2ケツ)も合流してきます。
なんとバライティーにとんでいるのでしょう、あまり気にせず待ち合わせされているところまで走っていきます。
結構とばしますね〜、まあ信号も滅多に無い山道で、皆さんホームコースみたいです。

到着〜、ここは去年の盆にMASAくんと朝練をやった道の駅です
そこにはゴリラ、ダックスをはじめZ550FX、ライラック・・・・・・あらら、アイリ〜さんの師匠大先生とあにさんではありませんか。
あにさんは思わず私を指差して大笑いします。
「ははは、ケインさんも行くんじゃったん?」
「いや〜、偶然ですよん、鳥取までなんて行きませんよ」
「でもシシ鍋で〜!しかも会費1500円食べ放題!!」
「行きます!、いや連れてってください」

あ"〜、なんと意地汚いおっさんでしょう(まあいっか)。

そこから十数台連なってのマスツーリングです、マスツーリングはペースがなかなか合わずあまり好きではないのですが、たまたま前を走ってくださったのが師匠大先生で、メリハリのあるライディングで楽しませていただきました。

あっという間に鳥取県境

ここでしばしの休憩です。
あにさんが「そういや〜おわんと箸がいるんで〜」
そんなん用意してるわけがありません、しばらすると師匠大先生が売店のオバちゃんと仲良くなって5セットほどもらってきました。
どこまでも迷惑をかけるおじさんと、気配りの行き届いた師匠先生でした。

峠を降りて1時間弱、「おぉ〜、おるわおるわ!」たくさんのオートバイと人が!


いったい何台いるのでしょう?

受付を済ませて1500円払いましたがまだ鍋は炊けてません。
しばらくウォチングです。

突然直管のけたたましい音が・・・
S-3さんがCB450をおろしてウォーミングアップを始めます。


おいおいここで乗るんかいな〜と思っていたら、会場を爆走しだします。

サイドカーも5〜6台いました、やはり少数派です。


BMWR100RT+ワトソニアンモナコ
岡山の横綱のところで買ったそうです〜


カタナ1100+う〜ん、どこのやろ?


最古車、1930年代!しかも自走!!
ロッカーアームの動きが丸見えです

うろうろしていたら突然「ケインさん(仮名)〜」と声をかけられます。
せとうちW1ミーティングでもお会いしたA本さんです
「ひさしぶりっす、きょうはK1?R-50?まさかラビットくん?」
「いや〜今日は早く帰らんといかんので、CB750です」
おいおい、いったい何台持ってんネン?

そうこうしてたら鍋が出来ました〜

しょっぱなは長い列が出来ましたが、いや〜待ったかいのあるうまさです。
あっという間に初回の3鍋はなくなりました。
「ケイン君、もっと食べにゃあ」と師匠先生がマイ椀を片手に言ってくれます。
再び行列に並びおかわりをいただきますが、少し早すぎたらしく大根がガジガジでした
戻すわけにもいかず我慢して食べ、再度おかわり、いや〜うまいっす。
ビールも飲みたいところですが、師匠先生、あにさんとも飲まれないというので、遠慮します
が、S-3さんは・・・・。

そうこうしているうちに順番に紹介が始まります。
一台ずつ名前が呼ばれ、みんなの前に登場します。


このグッチは正月にも見ましたね〜

上↑のAJSをはじめR-27W650のおねいちゃんペアー、フュージョンサイドカー(サクマカッパ)のドリフトターンパフォーマンス
メグロもS3S8K2自称X650など、WはS,SAばっかりで3は私だけでした〜

「わっはっは〜」と楽しんでおりましたが、ボチボチ帰る方も出てき始めました。
天気の方も心配だしワイフの実家にも寄らなくてはいけないので、師匠大先生、あにさん、S-3さんそして最初に誘ってくれたW1Sさん達にあいさつをしてひとり帰路につきました。

しかし来しなに寄ったドライブインで、別のW1SさんBMW+SCさんとまた長く話し込んじゃいました。

図らずも楽しい休日を過ごさせていただきありがとうございました。
明日からまた頑張って仕事です(といいながらこれを書いています)。

NEXT