2003・6・1

その原因については前から薄々気が付いていました。
が、めんどくさいので得意の「気がつかなかったフリ」をしていました
先日のミーティングの帰り、福山の手前のSAでMASAくんとpegasaruくんの3人でいろいろしゃべっていた時指摘されました。

「おっさん、そりゃピストンじゃのうてバルブでぇ〜」
交換したらすぐ直るじゃろぅ〜」

「やっぱしな〜・・・」

ということで周辺部品一式交換を決意し部品を注文、昨日はいって来ました。


アッセンブリ-なんでピストンも含めて1セット・・・・

と、皆様に気を持たせただけで、実はブレーキマスターのリペアーキットでした〜

どうも常にエアーを噛んでる感じで、エアー抜きをやってもすぐプアーになってしまってました
もっともエアー抜きもポンピングして、レバーを固定するというアイリ〜師匠直伝の簡易方法でした。

一度真面目にエアー抜きをしようとしましたが、どうもマスター側に逆流しているようで上手くいきません。
ここでバルブが悪いとは気付いたのですが見なかったことにして、対策としてフルードをいっぱいにしてきっちりふたをするという姑息な方法で乗り切っていました。
これで普段近所を走るのは事足りていましたが、久井峠のながいくだり九十九折でぼろが出てしまいました
「死ぬかと思った〜!」
やはりブレーキ系はまじめにやっときましょう。

さてまずやることはフルード抜きです。
ふたを開けてスポイト(油さし)で上から抜き取ります。


軽く握ると温泉のようにフルードが湧き出ます・・・

ふたをしてキャリパー側にビニールホースをつなぎポンピング、気泡が出てきたら終わりです。
内側バンジョーとレバーをはずし、マスター固定のねじを二本はずしたら単体になります。

それで内部の部品をはずしていくわけですが、はずしかたがわかりません・・・
パーツリストと部品を比べて見ます。

しかしやっぱりわかりません。
部品の中にスナップリングがあるので、それをはずすのでしょうがその外側のゴムがはずせません。

ここでいっぷく。
ミーティングから帰ってはじめて触りますが、成果(?)はリアスポーク折れ1本!
実は先日タイアレバーを買ったんでいつでも修理出来ます〜♪
いつでもできるって事は必要に迫られるまでいつまでもしないってことかな?

さて、スナップリング用プライヤーも無い事だし本日終了、撤収。

ということで、どなたかばらし方を教えてください〜

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2003・6.・2
さっそくクレーンイーター(?)のアマチュアレストアラーから指示が飛んできました。

1.最初に見えるゴムカバーはラジペンなどでむしりとります。
2.ゴムカバーの固定Cリングを取り外します。
3.スナップリングを取り外します。先の細いスナップリングプライヤーか代用品を借りないと難しいかな?
4.あとは臓物を順番に抜き取ります。
5.組み付けはこの逆でやってくだされ!


むしりとる、・・・・几帳面な性格のおじさんには納得できんな〜(爆)

とりあえずむしりました、あっけなく破損することなく取れました。
続いてCリング・・・なるほどむしらんとこれは取れんわな〜・・・難なくクリアー

スナップリング・・・錆で固着、ガタ無し・・・アレンキーの一番細いのが穴に入りましたがびくともしません。

本日終了

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2002・6・3

そういえば師匠がむかし交換やったようだったなと思い出し、HPを捜しました

ありました(ここ)
「ここのリペアのために買ったばかりのスナップリングプライヤを右手に持って作業をはじめようと・・・」
どっひゃ〜、気合の入りようが違いますなぁ!

おじさんには当然そのような予算も無く、始業時間前に久々に近所の車屋さんに走りました。
「すみません〜」
「あ〜、また金にならん客が来た・・・」と思われているようですが、そんなことには気が付かないフリをして要件を告げます。

さすがに何でもあります。

あっという間にスナップリングが外れました。
つづいてストッパー、ピストン、カップ、スプリングと抜いていきます。

並べてみてみると・・・


錆だらけ〜

せっかくだからどんな構造になってるのかと考察しました。


ピストンの外側に穴が・・・

反対側に穴を抑えるようにアメーバー?がちょっと浮いてついています・・・・

なるほどこれを外(右)から押すとアメーバーがカップに押されて穴が閉じるんですな

左端のバルブも単純な構造でした

さて組み付けです。
カップの方向等を間違えないようにパーツリストで確認しながら挿入していきます。
スナップリングも何とかクリアー(ピストンを少し押し込まないとうまくいきませんでしたが)
ダストカバーの外にストッパーをつけてゆっくり挿入、完了・・・
あれれ、ゴムのダストカバーがポロット外れます???
ストッパーリングをこじり出して再度挑戦・・・また外れてしまいます????

よ〜く見ると・・・

ピストンに溝があります、「はは〜ん、ここにカバーの内側をはめ込むんじゃな」
すると簡単にはまってしまいました。
やっと完了、今日の作業わずか20分。

ハンドルに組んでしまおうかとも思いましたがタイムアップ。

やっぱり道具は道具、でも滅多に使わない工具に出費をするわけにもいかない相変わらず貧乏なおじさんでした。

(しか〜し、さっきワイフが取ってきたフリーペーパーに「アスト○プロ×クト倉敷」の広告が・・・、知らなんだ、岡山にもあったんだ、今度見にだけでも行ってみようと妙にワクワクしてしまいました)

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2003・6・13

これでエアー抜きをやればバッチリ効くブレーキになる・・・はずです。

まずリザーブタンクの蓋を開けてフルードをなみなみと注ぎます。
ブリーダーに細いパイプをセットし緩めます。
ゆっくりレバーを握ってみます。
これまではリザーブタンクにあいている2つの穴の内側からぴゅっと噴いていたのですが・・・

あれれ、少量ですが噴出してきます???
念のためブリーダーを閉めて握ると・・・

ガッビ〜ン
リペアーセット交換前と同じ状態で噴き出てくるじゃあありませんか!!!

へなへなへな・・・・
無い知識を搾り出してみると
新品リペアーセットも不良?
マスターシリンダ−に傷が??
それともこの状態で正常なのか???

う〜ん、わかりません
とりあえずもう一度ばらしてみることにします

プライヤーでダストカバーを破らないように注意してはずします。
BBSにこの状態での写真の御希望があったので撮影


わかりにくいので拡大します ↓


こんなもんでしょう

スナップリングプライヤーを借りにまた車やさんへ

中身を取り出して光にすかしてシリンダー内部を見ます
う〜む、傷なし
本日終了

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2003.6.13

アイリ〜師匠はとっても多忙そうなんで、クレーンイーターのアマチュアレストアラーに聞きました
こたえは「わっかりませ〜ん」でした。

悶々と職場でこれを書いていると表で単気筒の音が止まりました
SRかエストだと思いましたが一応のぞきに外に出ると・・・


どっひゃ〜Z7です〜

だれかいな〜?と思ってとりあえず会釈をして見ていると、フルフェイスヘルメットの中から出てきたお顔は去年の10月にミーティングに一緒に行ったW1SのK野さんでした〜。
「どないしたんですか、これは!」
「いや〜やっと登録できたんですワ〜、いま慣らし中です」

画像をお楽しみください(クリックすると大きな画像が出ます ↓ )

「きょうはK1見せてもらいにきました!」
「なんでご存知なんですか(K野さんはネットをしてません)?」
「ミーティングの会報がうちにも来たんでね」
「なるほどなるほど、でもここにはないんですなK1・・・」

「すっごいきれいなのにタンクがあきまへんな〜」
「もう1個あって鍍金に出してます」
「・・・」

しばらく談笑してたらワイフが外出から帰ってきたので秘密基地に移動しました。
伴走したZ7の音はしっとりして上品な単気の音でした〜

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2003・6・23
放置プレー続行中ですが
「一体なんが悪いんじゃ!」という突っ込みが来ました。

そもそも
1、ブレーキの効きが悪い
2、パッドかなーと思ったが、良く見るとまだ大丈夫だった
3、ミーティングの帰りくだりの峠で死ぬかと思った(ブレーキがかなり甘くなった)
4、そのあと休憩で談笑していた時「フルードタンクの内側から噴出すのはおかしい」という話になった
5、パーツリストにリペアキットがあったので、これは消耗品なので交換すればすべてOKになると考えた。
6、交換したが変わらなかった・・・・

で、噴出すのはおかしくないという結論だとすれば、エアー抜き不足かフルードが古くなって水分を吸収してペパーロックをおこしたのか?
という事になります。

「噴出すのは正常」と結論付けなければ先に進めません・・・いいのだろうか?
で、エアー抜きです。
実はこれが結構トホホだったのであります

自慢ではありませんが私はいままでエアー抜きなんてやった事がありませんでした。
前回車検の時アイリ〜師匠からキャリパー付きフロントフォークを借り、返す時には当然エアー抜きをやったのですが、師匠が急がれていでいたため自分ではせず、指示されるまま何もわからず手伝ったという状況でした。

ラインの中にエアーがあって、それを下から出すのだから安易に考えておりました。
タンクの蓋を開けたままブリーダーを緩めフルードを継ぎ足しながらポンピング・・・フルードが噴出しさっぱりワヤ・・・・

ここで行き詰まっておりました。

エアー抜きのやり方が違っとりました。
1、フルードをなみなみついで蓋を閉める。
2、ブリーダーにビニールパイプをつなぎポンピング
3、硬くなったらブリーダーを緩める
4、するとビニールパイプに泡が・・・出てきません??
そこでもう一握り、出てきました、泡!
再びブリーダーを閉めて繰り返し。

しつこくやろうと思いましたが思いとどまり某所に御うかがいを立てます。

やっぱりそれも違っていました。
3、硬くなったらレバーを握りこんだままブリーダーを緩める。
4、するとレバーが抵抗なくなりビニールパイプに泡が出る。
5、そのままレバーを放さずに(放すと逆流し、せっかく出したエアーを吸い込む)ブリーダーを閉める

初めてやるのにそんな細かい所までわかりませんわな〜
何度もやった事がある方は何てことないでしょうがね。

これで間違いないと思いしつこくやる事にしました。
右完了、つづいて左・・・スカタンスパナはブリーダーの山をなめてしまいました・・・・

外径の小さい10ミリメガネを探し出し再度挑戦。

これでエアー抜きは完璧のはずですが、もうタイムアップのため試乗できません。

業者はコンプレッサー等を使って完璧に出来ると聞きましたが、いつも行く車やさんにはWに合うアタッチメントがありませんでした。

試乗してバッチリならこの項やっと完、いやいや「エアー抜きをやっただけ」というしょうもない小ネタでここまで引っ張って失礼致しました
(少々甘い場合も完ってことにしておこ〜っと)

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