2001・7・21

サイドカーのフェンダーのクラックは熔接に失敗してテープを張っていますが、先日ホームセンターをうろうろしていたらこんなものを見つけました。

ステンレス用のハンダです。
強度、熱には関係ないところなので、これでやってみることしました。

で、フェンダーをはずそうとしたところ、変なことに気が付いてしまいました。
カー側のショックのマウントの上下(前後?)がずれています。

側車輪が時々こすれていたのは知っていましたが、フェンダーのマウントが悪いんだと思っていました。
ハンダ付けどころではなくなり、側車輪をはずして見ます。
ショックをはずそうとしたら、ボートが邪魔ではずせません。
ボートのショックもはずし、持ち上げます。

どうやらショックアームのマウントにがたがあるようです。
ここはアライメントに関係しているところなので、適当にやるわけにも行きません。

いつもだったらあまり考えずにワッシャーでもかましてごまかすところですが、しばらく考えてから対策を立てることにします。


で、こんな具合で放置します。

フェンダーに張ってあったアルミテープをはがし、ステンレスフラックス(サスゾール液)を塗ります。
もちろん脱脂してからですが、テープののりがかなり残っているのでシンナーで何回も拭きます、と少し気持ちよくなってきます(?)
穴のあいた部分の裏に再びアルミテープを張り、ハンダをテンコ盛りにします。

ハンダは錫が主成分ですのでやすりで簡単に削れます、がだんだん薄くなってくるとぽこっとはがれてしまう部分があります。
フラックスが足りなかったのでしょう、再びハンダを盛り付け削ります。
3回くらいやるとかなりきれいになってきました。
オービルサンダーで仕上げをしようと思いましたが、♯80のペーパーしかなく荒ら仕上げにとどめます。


フラッシュが光ってさっぱりわかりませんな〜

素材が違うので、埋めたところははっきりわかりますが、まあテープよりはましというところです。

さて、側車のショックマウントはどうしましょ?

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2001・7・22

早朝から秘密基地に出向き側車のショックアームを考察します(えらそ〜に)
見てても治るわけはないので、とりあえず各部を洗浄し指で触ってみます。

結局マウントの穴の公差(あそび)が大きいのと、ゴムブッシュが若干へたっているようです。
もちろん側車自体マスプロ品ではないため、部品は自分で探さなければなりませんが、どうやって探してよいのやら・・・。

仕方なく各部グリスアップして組み立てます。


ブレーキパネルは何かのフロント用(スピードメーターギアがある)

早速試乗してみますが違和感はありません、ってもともとこうなっていて正しい状態がわからない。

トホホのホですが、ちょっとうれしいこともありました。

MASAくんに教えてもらったサイトのヘルメットモニタープレゼントに当たり、昨日とうちゃくしました。

PJヘルメットのNLJアイボリー/ブラックです。


かっこいいでしょ〜

しかしいまはやり(?)のスモールヘルメットっていうのかスリークォーターサイズで、頭のでかいおじさんにはイマイチにあいません?


どぉ〜?

5アイテム/月のプレゼントですが、結構確率が高いようでくじ運の非常に悪いおじさんでも当たった次第です(5月はMASA君が当たりました!)。
ほしい方は応募されてみては?ここをくりっく

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2001・8・4

おじさんのおとうさんから「プロバイダーを変更するから設定をやってくれ」と勅書がきました。
齢79にしてデジタリアンに仲間入りし、けっこう楽しんでおるじい様です。

7時に起きてついでとばかりWで出撃です。
バッテリー(30A)が上がり気味だったので昨夜から充電していました。
キックいっぱ〜つ、相変わらず快調です、が・・・・。

直線では何ら問題なく走りますが、ちょっと急な右カーブ(側車輪に過重が集中します)で、側車輪がフェンダーにズズズズズ・・・とこすれて行きます。
グリスアップしたためよけいガタがひどくなったようです?
じい様のPC設定を終え、だましだまし帰還して早速側車側を点検し始めます。


フェンダー内側・・・。

かなりこすっているようです。
側車輪をはずし、ガタの具合をあらためて確認します。

まずトーインから

金尺との対比を見てください
上から見て上下に動かしているように見えますが前後です。

トーインはだいたい1から1.5度が正解で、2.5度を越えると過敏に反応しハンドルがぶれだすと何かに書いてありました。
1〜2.5度と言うなまやさしい許容差ではないですな〜。
(目視だいたい5〜6度)

続いてキャンバーも見てみます。


これは前から見て上下に動かしています。
(三脚がないので画像のずれが・・・)

これの数値はよく知りませんが、ガタはひどいもんです。

最初から若干ガタがあったらしく、正しいセッティングの挙動がわかりませんが、これをなおすときっとすばらしいハンドリングになることは間違いありません(?)。

ショックアームを分解しブッシュを見てみます。

内側のカラーがぐらぐらです。
さてどうやって探しましょうかね〜??
それとどなたか正しいセッティングを教えてくださ〜い!!

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2001・8・6

ブッシュなど探すすべもわからないので、ひさびさに車屋さんに駆け込みました。
そこでみせると・・・「こりゃあブッシュじゃの〜てベアリングじゃ、すぐ入ると思うよ」と言われてしまいました。
そういえばゴムのところに何か文字がはいっていましたな〜。


はずしてみれば確かにベアリング・・・。

ショックアームを置いて仕事に帰ると2時間ぐらいで電話がありました「出来たよ〜」

出来た???仕事をほっぽて駆けつけます。
するときれいに収まったベアリングが・・・「中の玉が割れとって外のカラーが抜けんでお〜じょ〜したわ」
「自分でやろうと思っていたのに・・・」と心の中で愚痴を言いましたがそんなそぶりはおくびにも出さずニコニコしてありがたく受け取りました。


今度はきっちりメーカー名が、これならすぐベアリングとわかったのに。
今度のは内側のカラーが厚いぞ???

早速組みたいところですがやはり真面目なおじさんは我慢して職場に帰ります。

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2001・8・11

今週半ばに側車輪は組み上げました。
外側にひとつワッシャをかましてきつめに締めると、あれだけがたついていたアームがとてもスムースに動きます。

で今日は試運転です。

早朝から秘密基地に赴き、そっと押して出ます。
いつもならそのとき「キュ!」っと側車輪がこすれるのですが今日は大丈夫、思わず笑みがこぼれます。

昨日から蓄電池を充電していたのでキックいっぱつで始動します、相変わらず好調ですね〜。
暖気もそこそこにGSへゆっくり走ります。

極低速のハンドルの過度のブレは・・・、やっぱり多少ありますが過度というほどではないと思われます?
と言うのも、最初からブレがあったので体がなれていて良くわかりません。
またアイリ〜さんかMASAくんに無理やり乗せて聞いてみましょう。

がしかし、バイパスに出て高速走行をするとどうでしょう!
100キロ以上だとどこに吹っ飛んでいくかわからないという恐怖感がなくなりました。
そうなんです、じつはいままでは路面の悪いところで100キロ以上出すとハンドルを力ずくで押さえつけて恐怖と戦っていました。
先日のミーティングに行くとき、尾道バイパスのトンネルは「このまま壁に激突すんじゃあ」とビビリながら走っていたのです。

それがベアリングをいっこ変えただけで高速時のスタビリティーが全然違います。

でバイパスをニコニコしながら倉敷の西の外れまで走っていきUターンします。
片側一車線をゆっくり走り、後ろに車が詰まると左端によって先に行かせます。

そういう風に走っているといつのまにか後ろにカタナがいました。

そうなんです、Y2さんが、長野群馬新潟方面にツーリングに行く途中缶コーヒーをおごる約束をしていたのでした。


カタナとW、どっちがいい?

今日は700キロ、最終日は1000キロを一日で走るという強行ツーリングだそうです。


重装備〜!

しかもキャンプをしながらというからおじさんにはちょっとまねできませんな〜。
岡山の外れまで伴走し、渋滞が始まったのですり抜けの出来ないおじさんはUターンして帰還しました。

これでお盆は楽しく走れそうです、わはははは・・・。

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