2001・8・16
お盆休みに突入しましたが、特にすることもありませんでした。
12日の日曜日にサイドカー第二回試乗会を開催し、そのときこられたMASA君から「勝山においし〜蕎麦屋がありまんねん」という情報をいただきました。
おじさんには蕎麦を食すという習慣がありません。せいぜい大晦日の年越し蕎麦か、ロー○ンの割子蕎麦ぐらいです。
ですから蕎麦というものがそんなにうまいのかという猜疑心がありいまいち乗り気ではありませんでした。
しかしおじさんの周りに、わざわざ兵庫県北まで数時間もかけて食べに行くという方が約二名いらっしゃいます。
しかもそこでどこかのおっさんに「倉敷にはもっとうまい蕎麦屋があるでしょう!」とつっこまれ、その倉敷の蕎麦屋によく行くMASAくんが「そこよりうまい」と太鼓判を押してくれたのでもう行かなくてはならない状況です。
ただそこだけに行くのもつまらないので大回りをして島根、鳥取を通っていくことになりました。
で、前日何気なくエンジンをかけようとしたらバッテリーがあがっていました、とホホ。
30Aの車用とスカタン車載バッテリーを並列につないでいるのがダメなんでしょうか?
あわてて秘密基地まで充電器を取りに行きます。
朝6時半におじさんの実家の近所に集合です。
おじさんの実家は住宅街なので数百メートル押して出ます(これがしんどい)。
予定より早く全員集合したのですぐ出発、とりあえずの目的地は島根県の「おろちループ」です。
2号線をちんたらと福山まで行きそこから北上、途中道の駅で休みながら東城を抜けてまた小休止。
ここで再びMASAくんにSCを試乗してもらいますが、あいかわらず・・・・・。
やはりハンドルのブレが怖くてダメですな〜。
おじさんは片輪走行をして遊びます。
少し走っていくとMASA君が急に止まります。
「あらら〜、なんか落としたんかいな〜?」とUターンしてみると、おじさんのリアショックのリフレクターが彼を直撃したらしいです、とホホ。
は〜、先頭を走ってて良かった、サイドカバーは落としたことがありますが・・・。
気を取り直して爆走していると最初の目的地に着きました。
土木工学のエキスパート、MASAくん「おろちループ」に感動す。
おじさんはただ「でっけ〜」と思うだけでした、おじさんちの近所には海をまたぐ超巨大構造物があるのでこれぐらいでは感動まで行きません。
感動することを最近忘れているようですね〜、これではつまらん人生です。
蕎麦は感動できるのか〜?
そこから少し行ったところに、「坂根」という木次線の駅があります。ここはスウィチバックがある停車駅です。
おろちループ自体の高低差が100メートルもあるので、電車(ヂーゼル車)も大変ですなー。
せっかく来たんだからそれも見ようと次の列車を待ちますが、そこで地元のおっさんが声をかけ話し込んだので見逃してしまいます。
次は〜、日に5本しかとおりません・・・。
駅の前と構内に延命水なる湧き水がありました。
どっかのおっさんが軽トラで一斗缶に十数個も汲んでいました。
早速口にしようとしましたが、土木工学のエキスパートが
「大学のときにこういうところの水質調査をやったんじゃけど、だいたい大腸菌が多いんよね〜」
と言うので口にするのはやめましたが、せっかくですので最近気になりだした頭頂に振りかけてみます・・・。
「延命水!」
これで髪の毛の延命ができるでしょう?
少し北上し右折して鳥取県に向かいます。
この峠がまたせまい、1〜1.5車線でまったく対向車が来ない道でした、がけっこう(おじさんにしては)ハイペースで頑張ります。
途中左カーブで「ガン!」と路面の段差を拾います。
さてさて、やっと峠を越え、国道に出てしばらく行って給油をします。
ちょっと休憩しようとスタンドの隅に押していきますがそのとき「かちゃかちゃ」と後ろの方で何か聞こえます・・・。
あ゛〜またスポークが折れています、しかも2本・・・。
片輪走行をしたときか、さっき「ガン」となったときかわかりませんが、気分はトホホのほです。
折れたスポークをはずし、ゆっくりいたわって走ろうと心に(一瞬)誓います。
鳥取県から四十曲峠をゆっくり(?)走り、岡山県新庄村に入ります。
道の駅にはデッドストックの「阪神タイガース新庄グッズ」がいっぱいありました。
さていよいよ本日の最終目的地勝山です。
思っていたより大きな蕎麦屋でしかも行列が出来ています。
どこへ行っても注目をあびるおじさん(のさいどか〜)。
1時間弱待ってやっとありつけます。
おじさんは鴨ざる、MASAくんはざる蕎麦定食。
さてお味の方は・・・・、今までおじさんが食べていた年越し蕎麦のたぐいと別物でした。
フムフムこれが本来の蕎麦の味か、と食べましたが、事前にめっちゃうめ〜と言われてたので、期待が大きすぎたのか?
まだまだ修行が足りません。(鴨はめっちゃうまかった)
後は帰るだけとなりました。
蕎麦屋を出た瞬間渋滞にはまり、当然すり抜けなど出来ないおじさんはじっと我慢です。
仕方なく(?)MASAクンも渋滞に付き合ってくれます。
なんとか渋滞を抜け出し、快走していくと見慣れた風景になってきます。
いつもなら通り過ぎるひなびた温泉の前を通過したとき、なぜかそこに数人の人がたまっていました。
Uターンして温泉に入ることにしました、がこれがはずれでした。
冷房など無く、温泉からまともに景色も見えず、お湯もあまりきれいではなく・・・。
汗を流すつもりが逆に大汗をかいてしまいました。
しばらく走ってMASAくんと別れ、秘密基地にたどり着いたのは夕方というにはちょっと早いまだ日の高い午後でした。
2001・8・17
この日はビール片手にスポーク交換をして終わり(なんとこれで予備が底をついた)
明日からはお仕事です。