2002・1・2
その現象には昨年の12月に気付きました。
ある日アイリ〜庵に乱入すべく、W1SのKさんと朝7時に某所で待ち合わせをしておりました。
秘密基地出発は6時半、当然ライトをつけて発進です。
「しかしこのライトは暗いの〜」おじさんは点灯して走ることはほとんどありません。
トンネルに入っても、ライト点灯→ヒューズ断裂を一度経験していますので勇気がありません。
特にアンダーパスの底でなった日にゃぁ携帯の電波も届かないしそのまま真っ暗な中で車に激突されるのは必至です。
暗いのなら回転をあげれば少し明るくなると考えます、普通ね。
「ありゃりゃりゃ??????」
ナント回転をあげると暗くなってしまいます!しかもハイビームのインジケーターまで点灯します???
メカオンチを豪語するおじさんは、特に見えない電気のことなんか、さ〜っぱりわかるわけがありません。
もちろんアバウトでもあるので、「とりあえず他車から確認されれば良いか」とそのまま走りつづけました。
後日くるまの電装関係にはとっても詳しいkobaさんにお伺いを立てます。
そのお返事は
⇒W3にはご存知のリザーブライティングデバイスがあります。
これはヘッドライト、テールランプの断線を検出する機能ですが、今回のケースはレギュレータの特性変化により高回転で電圧が上昇しすぎて、断線と誤検出していると思われます。
もうすこし詳細に書くと、ヘッドライトのLOビームの断線を検出するために、デバイスの中に抵抗が入っており、この抵抗とヘッドライトの抵抗の分圧で検出しているはずです。これが規定電圧以上になっているため、Hiビームを抵抗を介して点灯させているものと思われます。
点検方法としては、
@バッテリ電圧をテスター(アナログ式のほうが良い)で測定させながら、現象を再現させる。
A現象が発生するときの電圧を測定する。
⇒多分ある一定の電圧(15Vくらいか?)を境にしてHiビームインジケータが点灯するものと推定します。
⇒サイドカー側にもバッテリーを積んでいて、これが満充電のための現象かもしれません。仮に外して現象が出ないようであれば、電圧オーバーと思います。
Bその場合にはレギュレータの調整が必要です。
詳しくご説明いただきましたが、おじさんにはやっぱりよくわかりません。
その指示どおりにバッテリーにテスターをあてアクセルをまわします。
すると4000rpmあたりで20V位まで電圧が跳ね上がります???
その旨を再度メールします。
結局レギュレーターの交換または調整しかないようです。
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ある日HPをいろいろ見ていたらタッチくんのBBSに
レギュレータを以前交換しましたよね。
実はケインおじさんがオーバーチャージのようで、レギュレータの交換が必要かもしれません。もし捨てるようであれば、私に送ってもらえませんか?点検し修理できればケインさんに送ろうと思いますが・・・。
(当然着払いでOK)
あるいは直接ケインおじさんに送ってもらっても構いませんが・・・。
という書き込みが!
おじさんの知らないところでおじさんのWの修理計画が着々と進行していました!
あぁ〜!!おじさんは思わず涙があふれ出て止まることはありませんでした、ありがとうございます。
これで地球環境の存亡に一役かう事ができます(そんなオーバーな・・・)。
しかし元旦は岡山県南限定シンシュンシャンソンショ〜ではなくて新春爆走会があります。
そのためには・・・「3000rpm以下で走るように」とご指示をいただきました。
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1月1日、アイリ〜さんにさそわれた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ〜、よく考えたら誘われた記憶はありませんね〜。
おじさんが勝手に行くと決めただけのようです、つまりアポイント付きの乱入でした〜、とほほ。
とまあ参加させていただいたわけですが、別に走り回ったわけではなくアイリ〜さんの師匠たちが30年ぐらい前から正月に集まってコーヒーでも飲もうという会でした。
アイリーさんの師匠はワンオーナーノンレストアのライラック!!
渋すぎる〜!
ホンで話の途中、話題に(無理やり)のぼらせたオーバーチャージですが、
そのままほっとけばダイナモの内部が高熱になりはんだが溶けて走行不能!バッテリー爆発!という恐ろしいお話でした。
「そんなんチョチョッと調整すればいいよん」とおっしゃいますが、レギュレーターなんて私らにはブラックボックスでしかありません。
「でもバッテリーがもつのはおかしい」ということでしたが、30Aの軽自動車用が効を奏していたらしいです。
とまあひと安心、落ち着いて皆さんを見渡せば最年少はアイリ〜さん、あとの方は一見フルドレスのハーレーが似合いそうな方ばかりですがナント車種は、
ライラックをはじめグッチ2台(しかもV7スポーツ)BMW、Paso.etc。
なんともかっこ良すぎる紳士達でした。
帰りはゆっくり走ろうと決意しましたが、雨が降り出しやはり爆走して帰ってしまいました。
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さて今日は2日ですが、仕事始めです。
例年なら6日くらいまで休みなのですが、お店を開けてたら何か売れるかもと仕事にしました。
しかし朝から雪もちらつき、風も強いのでワイフは休めとのたまいます。
それでも強行したのは例のものがとどくかもしれないという連絡が入っていたからです。
店を開けてすぐ郵便配達さんがやってきました。
「小包です〜」
おぉ〜、
タッチ君発kobaさん経由のブラックボックスです。
これさえ着けば用はないと店を閉めようとしましたが、世間の目を恐れ、夕方まで開けておくことにしました。
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2001・1・3
きょうはいよいよ交換作業です。
とりあえずシートをはずすと・・・目的のものは見当たりません。
「はは〜ん、このブラケットをはずすんだな」と思いましたが、指で探ってもねじのようなものがありません。
しかたなくバッテリーケースをはずします。
しかーしドライバーが入るスペースもなく、レギュレーターを止めているねじをはずすことが出来ません??
もう一度上から観察すると、ブラケットはフレームの穴にセットされたゴムの穴に差し込まれているだけにすぎません、とほほ。
気を取り直し、バッテリーケースをセットし、ブラケットを引っ張りあげます。
ドライバーの大きいのがなくねじ自体とても固かったのでパイプレンチで緩めます(チョッと乱暴ですな〜)
左がタッチ君のやつ
交換自体はギボシを4個差し替えるだけです。
再びブラケットに固定しフレームの間に収めます。
そして始動!
アイドリングは安定しています、がしかーし4000rpm以上吹けなくなりました???
あわててテスターをあててみるとやっぱり20V位まで上昇します、しかも20Vで安定せず針は触れまくります???
タコメーターを見ているとなぜか(タコメーターの)針が下らなくなります???
エンジンを切っても2000rpm位を指したまま止まっています。メーターを手ではたくとすとんと0に落ちます???
まあメーターはレギュレーターとは関係ないでしょうが、正月そうそうとほほのほです〜。
「おじさんにはわけがわからんぞ〜 Help me!」
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2001・1・5
koba氏に再度おうかがいをたてました。
お返事は・・・
「ダイナモまたはレギュレーターのアース線の接続を確認することと、そのアースをバッテリーマイナスに直結して調べてみたら〜」
ということでした(、とりあえずですが)。
早速やってみます。
ホーンをはずしダイナモのアース線を固定しているねじを緩め、その辺にあった線をつなぎます。
ありゃりゃ、先日の雨中走行でシリンダーに錆びが・・・。
エンジンをかけ、ブリッピングしますがやっぱり20V位まで上がります。
次!レギュレーターも同様にやってみます。
レギュレーターの白い線がバッテリー+端子にきちんと接続されているのを確認して
う〜ん、やっぱり症状の改善は見られません。
途方に暮れて一服していると目に飛び込んできたものがあります。
「もう一個ありますがな〜」それはレギュレーターつきカワサキメグロK2でした。
早速はずしてみるとリード線の位置が違います???
そこでW1クレージーズさんの部品リストで見てみるとレギュレーターはK2〜W3は共通でした。
「ドバンドドルンドドド・・・・・、」あきまへん、これで多分レギュレーターが原因ではないということなんでしょう???
しかし20Vまであがるのは、おじさんの頭脳ではやっぱレギュレーターしか考えられませんが????
「おじさんにはわけがわからんぞ〜 Help me!」Vol.2
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2002・1・6
朝食後、目に見えない電子くんの動きに思いをめぐらしていると突然携帯電話が鳴りました。
表示を見ると登録してない番号でした。
最近着信音を鳴らしてすぐ切り、かけ直すと莫大な料金をとられる事があるって聞いたもんで、恐る恐る受信ボタンを押します。
あ゛〜、koba氏でした。
「新しい指令をメールしておきましたよん」とのことです。
早速店に行きメールチェックをしました。
プリンターが壊れているのでメモ用紙に指令を手書きし、秘密基地に急ぎます。
指令は電圧チェックとダイナモのチェックです。
以下おじさんの返信メールです(赤字がおじさんの返事)。
> 1.バッテリ電圧
> (1)キースイッチOFF時 13V
> (2)キースイッチON、エンジン停止状態 13V
> (3)エンジン始動、チャージランプ点灯時 13V
> (4)エンジンの回転を上げ、チャージランプ消灯時 13V→ピッピと15Vに脈動
> (5)この状態でレギュレータのF(黄色)線を抜くとダイナモは発電しなくなるの
> で、このときのバッテリ電圧 13Vで安定→4000rpmで再度脈動
>
> 2.レギュレータのF(黄色)線の電圧
> この線をアースに落とす、中電位、高電位にして発電量を制御しています。
> この線にテスターの+棒、フレームに−棒を当てて電圧を測定してください。
> (1)キースイッチON、エンジン停止状態 ⇒0Vのはず 0V
> (2)エンジン始動、チャージランプ点灯時 ⇒0Vのはず 0V
> (3)エンジンの回転を上げ、チャージランプ消灯時 ⇒数V(5くらいか?) あれっ、忘れました
> (4)更にエンジン回転を上げていったとき ⇒バッテリと同一の電圧 同様に忘れました
>
> 3.ダイナモの黄色線のギボシを抜いてエンジンを始動し、回転数を2000rpm
> 以上にした場合にチャージランプは点灯したままになりますか?
> ⇒点灯しっぱなしになる場合は、ワイヤーハーネス側でアースにショートしている可
> 能性大
> ⇒チャージランプが消える場合はダイナモ内でF線がアースにショートしているた
> め、ダイナモのオーバーホールが必要です。
点灯しっぱなし
という状況です。やっぱショートですかね〜?そういえばライト点灯→ヒューズ断裂が一度あります。しかし電圧が上がるのはやっぱりレギュレーターか?とりあえずダイナモOKはひと安心です。
とまあいいかげんな答えを送り返しました。
すると昼過ぎには返事が返ってきました。
つまり、おじさんが理解するにはレギュレーターが正常なのに電圧が上がるのはダイナモからレギュレーターに行くまでの間にショートしてバッテリーに直接行ってしまっているということらしいです(違っていたらすみません)
早速秘密基地に出向いて調べたいところですが世間の目を気にして後日に改めます。
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2002・1・9
導通検査をしました。
ハーネスとアースの間に導通があれば一件落着のはずでしたが結果は・・・、
導通の有無
予想がはずれました、しかしダイナモから直接アースすると導通が・・・、ここが原因のようですが???
早速koba氏におうかがいを立てますと、「ダイナモのオーバーホールをやりなさい」とのことです。
「ダイナモのオーバーホール・・・」そんなんどないやってやるんじゃ〜?
「おじさんにはわけがわからんぞ〜 Help me!」Vol.3
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2002・1・10
koba氏のHPを見ていると、
「続いて黄色線(F)とアース間の抵抗値を測定します。これはフィールドコイルとアーマチャコイルの直列抵抗を測ることになります。この測定では規格はありませんが、先のフィールドコイルの抵抗値にブラシの接触抵抗など数?を足した数値になるようで、私のは11.5Ωでした」
という記述がありました。
ダイナモ黄線とアース間に導通があってもよかったんですね〜。
ということはまた原因がわからなくなりました???
ということで再びおうかがいを立てると「抵抗値が問題です・・・」ということでした。
早速測ってみることにしました。
ところがテスターのΩレンジは導通があるかどうかしか測ったことがありません。
え〜っと、テスターを平らなところに置き、テスターの棒同士を直接つなぎ、右にいっぱい(値0?)に振れるようマイナスドライバーで針の調整をして測りました(正しいやり方かどうか自信がないです)。
結果6Ω±0.5位です。ということはダイナモ問題なしですな〜。
結果報告をしますと・・・
「まー、永遠のラビリンスを楽しむってことも選択肢に入れて、がんばりましょう。」
・・・・・・・・・・・はっきり言って楽しめません・・・・・・・・・。
「おじさんにはわけがわからんぞ〜 Help me!」Vol.・・・ちょっとしつこい?
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2001・1・13
ごめんなさい〜
オーバーチャージの原因が解明できました!
実は実は・・・・・、
先日koba氏から新しい指示がきていました。
「(1)レギュレータの黄色線(F)をはずさずにテスター棒の+を指し込みます。黒線(アース)にテスター棒の−を指し込みます。
テスターを電圧測定の状態にし、アイドリング、1500rpm、4000rpmと上昇させ、電圧の上がり方を調べてください。
0V⇒5V⇒12Vと段階的に変化するか確認ください。
(2)ダイナモの黄色線を外してエンジンを始動し、4000rpmにしたときに現象が再現しますか?」
(1)の状態で、0V⇒5V⇒12V⇒20V以上になります。
(2)でも同様に20V以上に???
どうもおかしいです????ダイナモからの線をはずしているのに????
ところでおじさんは計測するときに(↑)上の画像のようにテスターをSCのトノカバーの上に置いていました。
何度か測りなおしていますと振動で滑って落ちそうになり、テスターを手に持って測りました。
す、すると今度は13V以上にはあがりません・・・・。
「まさか・・・・」
配線をセットしなおし、バッテリーにテスターを当てます。
エンジン始動、テスターはバイクの横に置いた椅子のうえにおきます。
すると・・・・・ブリッピングしても13V以上にはあがりません〜!
ごめんなさい〜、すみません!お馬鹿なおじさんを笑ってやってください〜。
オーバーチャージではありません!振動でテスターの針が振られていたのでした〜・・・・。
へなへなへなと、なりながらも「これで充電系の機能はバッチリだ!」ということが検査漬けの結果わかりました。
しかし、4000rpm以上でライトの減光は解決されておりません〜。