2005.9.25
復活のための心臓移植手術は、今月初めに予定されていましたが、「晴れの国岡山国体」のため執刀医の宿が確保できず本日に至りました。
その間@K641さんによる怒涛のW1Eオーバーホール×2の模様はここを参照ください
(と〜ってもためになります)。

さて術式の確認(?)のためのミーティングが前夜行われました
今回総監督に長野からomega13氏がご来岡
早々に食事を宿で済まされ奥方を置いてきぼりにして合流
で、@K641氏、先輩@K641氏、Mad restorer omega13氏、レヤン氏、今回初登場YATA氏、そしてわしの6人おっさんたちはドラえもんの唄など唱和したりしながら下品な岡山の夜は更けていきました。


翌朝8時に自宅を出た私は唯一実働バイクCub号で秘密基地到着
誰かいます・・・高知のよりやん氏です。
なんでも前日72をバラしていたら遅くなり、このまま寝たら岡山へ行けないと思い出発
未明4時に着いて寝袋で寝ていたそうです。まあなんとパワフルなことか!!
扉や窓を開け、表を掃除したりの開店準備をしていたらomega13氏が奥方と一緒にご到着。
レストスペース(縁台を広げただけ)を作ったり、コンロッドガタのクランクをお見せしたりしていました
が、@K641さんがなかなかやってこられません
レヤンさんと前後してやっと到着
昨夜はおひらき後、先輩さんと朝方まで酒を酌み交わされていたそうです

再びドラえもんのポケットのような白いステーションワゴンのリアゲートからいろいろ出てきました
とりあえず私はメインスタンドを装着します。
新品のような塗装したばかりのものです
が、初めて取り付ける私はシャフトのからくりが良くわからず、また付いたと思ったら前後逆・・・
やっと完了すると、ライセンスプレートフォルダや、ハンドルが知らぬまに付け変わっていました
いつの間にかYATAさんもエルシノアで来られていてタコメーターを付け替えていました。
センタースタンドが付きましたがどうやら右に傾いているらしいです
omega13さんが、レザー光線を当てます???
若干ジャッキアップしてクランクケース搭載!


左ワシ、右omega13氏、左手前はよりやん氏


昨夜の前夜祭でomega13さんがまず最初に注文した割り箸がスペシャルツールとなってシリンダーが被されていきます。


左はげ・ワシ、右ポニーちゃんはレヤン氏
割り箸でリングを抑えつつシリンダー挿着
手前で見守る監督omega13氏


プッシュロッドを手にしたとたんレヤンさんが「これ曲がっとりまっせ!!」
ぎょえ〜!!前回組んだときに「ビキン」と音がしたときに曲がったのか??
「こういうときは仙人にまかせましょう」
omega13さんがゴムハンマーでどつきます・・・「こんなもんでしょう」、一同「おぉ〜!」真直ぐになりました。

レヤンさんのサイドカーを目当てに福山からFUKUMAさんが到着。
キャップナットを鍍金のきれいなものに変えてもらったり、?ブランドの怪しい液体をオイルに注入されたりしていました。

もうお昼か??omega3氏離脱
その前に白いワゴンから黒いワゴンにWの書類なしフレーム他が積み替えられます。
コンロッドガタ有りクランクケースも積み込み、その他いらないものはどんどんほり込みます。
その代わりになぜかパーツクリーナー数十本が降ろされます・・・
遠路はるばる有難うございました〜、黒いワゴンは奥様をナビに帰路に着きました

この頃には何をやったか順序も覚えていません
ただただ@K641さんのご指示のもともくもくと手を動かしていました。
気がつくと2時・・・
あわてて近くのコンビニに食料調達、チープな昼食でしたがおいしくいただきました。

再開です、見るともう1次チェーンケースが組まれていました(よりやんさんです)
よりやんさんはその後チェーン調整をやってくださいましたが
「こりゃFスプロケ換えなあきませんで!」とりあえずチェーンはkobaさんからいただいたものがあったはずです。


トルクレンチを恐々使うワシ@はげ(ちょっと自虐)


右ピンク、乱入のクマさん


いろいろやっているうちに、よりやんさんFUKUMAさん離脱
暗くなる頃やっとエンジンがかけられる状態になりました。


オイルを入れて空キック百発、オイルキャップの中を注視しているレヤンさんが「おかしいな、オイル戻って来〜へん?」
「まあエンジン回ればすぐ廻るでしょう」
さていよいよメインスイッチを入れます。

ここで、「 ツァラトゥストラはかく語りき」(参照)が脳裏に聞こえてくるはずです・・・が???
あのイントロのティンパニの音が聞こえてきません???

キック3発エンジン始動・・・しかし片肺、とほほほほ、やはりBGMが聞こえてこなかったわけだ。
こうなると片肺の帝王レヤンさんの出番です。
結果「コンデンサー不良」というご託宣。
しかし「おかしいな、まだオイル戻って来〜へん?」 ????

自分のサイドカーを見に行ったレヤンさんは走って戻ってきて「インとアウトが逆ですがな!!」と絶叫!
ということはオイルタンクからクランクには一滴のオイルが行っていない・・・エンジンが即逝ってしまうところでした、あぶな〜
クランクケース下のバンジョーはちょっとやそっとでは外せないので、オイルタンク側のバンジョーを入れ 替えます。
これでクーラーは復路ではなく往路にきてしまいますがまあ問題ないか?
再びキック100発・・・
オイルクーラーがオイルタンクより上にあるのでクランクケースのトロコイドはむなしく空気を回しているようです・・・
オイルクーラー→クランクケースのホースを外してオイル注入&空キック
何とかオイルを吸いだしたので再びエンジン始動
キック3発、やはり片肺気味ですがオイルは廻りだしました。

もうあたり真っ暗
おおきにおおきに、皆さんのご尽力で復活第一歩です。


左からワシ、YATAさん、レヤンさん



「ところでこのフロント、どういう構造になってるん?」
誰かが聞きます
「さぁ〜?」わし・・・
「さぁ〜っておっさん、フロントタイヤ一度も変えたことがないん?」
「ピンポン!」わし・・・
なぜかフロントアクスル右についているボルトの頭がなめ気味です。
特大モンキーレンチをあてて、幅調整の回るやつにマイナスドライバーを金槌で叩きます。
「グニィ〜」完全になめました。
まあこれは今日のことにならないので店じまい、閉店時間をとっくに過ぎた8時前でした。

閉店直前に乱入してきたMitsuさんにエンジン音だけ聞いていただきました。

レヤンさんはエルシノアで来てて仕事のため一度帰って乗り換えてきたYATAさんのMGAの先導で帰路に・・・
昨夜からハードスケジュール(飲み明かした)で意識朦朧の@K641さんも
「これまで組んだ中でも一番良いエンジンですねぇ、悔しいことにオイルも全く漏れてない!」
とぼやきながら帰路についていただきました。
私は一人でニコニコしながらカブで帰宅、BBSに安着報告書き込みを確認して床に就きました

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2005.10.2
エンジンはかかったものの諸問題山積です〜
とりあえずオイルラインの変更のためミッションをずらすべくクラッチをばらし ます。



ついでに@K641さんから送っていただいた部品の中からよりヤンさんの指摘の あったドライブ スプロケットを取り出し交換
さすが親切に裏表の記入まであります


もちろん書いてなかったら気にせずに関係なく取り付けていたでしょう。
オイルクーラー側はクーラー本体の位置変更もありうるので後回し オイルタンク→エンジンのラインを直します。
これって締めても大丈夫?
カシメ部分がケースと干渉しそうです。


早速@K641さんにお伺い 「大丈夫です、しか〜し昨日解体屋でええもん見つけ たからちょっと待っといて な〜」 ということで再度放置プレー

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2005.11.19
忘年会でした・・・
@K641さんをはじめ長野からのomega13氏&奥様、静岡からKH氏、福岡から kiyoto氏、高知から よりやん氏とそのお仲間、Mitsu氏、MASAやん、pegaちゃん、会場および宿泊で 段取りしてくだ さったYATAさん&奥様・・・ スペシャルゲストで「W1ららばい」の作者広井てつお氏がスペシャルゲストでい らしてください ました。
omega13さんとkiyotoさんは氏の作品の蔵書をご持参されサインをいただいて所 期の目的は達成 されたようです。
あ゛〜、もちろんレヤンさんもいらっしゃいました〜。
で私は・・・よりやんさんに日本酒をしこたま飲まされ自動操縦が効かなくな り、MASAやんの遠隔 操作で翌朝自宅で目覚めました

2005.11.20
若干二日酔い気味の頭を振りふりCUBに乗って出動
前回は秘密基地に到着するとよりやんさんが寝ていましたが今回はどなたもいらっしゃいません
K2を表に出そうとしますが、K2は後輪を外しているため動かせません
とりあえずK1のみ何とか歩道上に押し出します

譲っていただいて以来5メートル以上動かしたのは初めてです
「やっぱりかっこええな〜」と眺めていると軽4が停まります
「やあやあ、ひさしぶり!」
なんとK1の前オーナーのKさんです、びっくり!
しばし談笑・・・
「ところでW1Sのフロントフォークのシールはどうやって入れるのかな、うまくいかんのじゃが?」
「・・・・(私が知る由もありません)・・・・もうすぐすっごく詳しい人が来るのでちょっと待っててね・・・・・・・・」

そうこうしているうちにCubのpegasaruくんを先頭に昨夜のメンバーが到着します。
各車を駐車場に案内したり、フロントフォークの件を相談したりK1、K2を見て笑いあったり・・・
皆さん二日酔いでなかなか作業に入れませんな〜
Mitsuさんが車検取ったばかりのW3で到着!ぴかぴかです。

「え〜、ではフロントアクスル班はこっち、レヤンさんたちはK2のリアホイルはめてね」

特大パイプレンチが出てきます。omega13さんがメネジ側に銅版をかまします

おじさんはパイプレンチを持ちジワ〜ッと力を入れると、反対側で見ていたkiyotoさんが「だめだめ、とも回りしてる」
どこからか声がかかります
「こんなんは一気に回した方がええんや!」
あらためて「エイ!」・・・・緩みました。

K2 も後輪がつきました


K2を出した場所にかわいいコンプレッサーが置かれました

@K641さんからいただきました、おおきに〜

では、分担して作業続行

レヤンさんがフロントタイア交換主任に任命されます
が、拙ガレージにはタイアレバーが一本しかなくしかも短い・・・
「こんなんでようしませんわぁ」
しかし無い物はしょうがないのでトライしてもらいます。


kiyotoさんが外れたシャフトの頭をレンチがかかるように整形します。


MitsuさんとpegasaruくんがフロントブレーキキャリパーをOHします。
(一応モザイク処理)


オイルラインをomega13氏が曲げていきます
そしてロウ付け!

omega13さんの作業を見守るKHさんが一言「スキルが違いすぎ〜!」

え〜、遠方からお越しのKH さんと、この後四国の某ミーティングに乱入予定のよりやんさんたちが早々に離脱
ありがとうございました〜

その間おじさんは何をしていたかというと・・・・・まあパシリをやってました
「このパッキンオートバックスで買ってきて〜」と拝命し、サンプルをポケットに入れて店に着くと・・・ポケットの穴から落としていた・・・・
ドリルのキリを調達したが、さっぱり切れないので良く見るとコンクリート用だった・・・.etc
まあ、あまり役に立たずに皆さんの作業の手伝い(邪魔)をしていました。




バンジョーに銅管がロウ付けされたオイルライン、ふふふふ・・・

時間は刻々と過ぎて行きomega13さんとkiyotoさんが離脱、

後はこまごまとした組み付けだけです
kobaさんに昔もらったドライブチェーンの交換、そしてクラッチ組付け等はおじさんがやりました、えっへん(自分でやるのが当たり前!)

しか〜し、監督の@K641さんが早めに離脱することになりました。
今回故あって借り物の車で来られたため、返却時間が迫ってきているそうです。
帰り際に一言「やっぱり作業する前の日に飲んだらあかんな〜」と
しかし皆さんの本当の目的はその前夜、痛ててて

あ゛〜、なんとなく気が抜けて皆さんお開きにすることにしました
年内再始動はあるのか〜?

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やはり年を越してしまいました。

この間に信州から「ワンオフ削りだしフロントアクスルシャフト」が送られてきました。
注意書きに「上の方のネジから締めなはれ」とあります。
う〜ん、クランプは接触面が面一ではありません、脚の長い方から締めます
が、しか〜し受けの方が下のほうが面より低くなっている・・・
つまり上に脚の長い方を持ってくれば下がかなり開く(逆につければピッタシ・・・)

まあ気にせずに取り付けることのしました。

2006.1.3  (この日付は誰かの記念日か?)

仕事の関係で11月から3月まではとても忙しく、今日明日しかまともに休めません。
正月で、ワイフの実家に年始に行きましたが普段ですとここで大酒を飲んでしまいます。
しかし今年は自制して、実家の納屋にこもります(ここはなんと秘密基地です)

といってもほとんど組みあがっていますので各部の調整のみですが、結構時間を食ってしまいました。

で、空キック100回・・・
聞こえてきました「「ツァラトゥストラはかく語りき」
フフフ、あっさりエンジン始動です。

さて試乗すべく表に押し出します・・・・ん?
少し走ってキャブの微調整、で10キロほど走ってきましたが特に問題ありません。
が、しか〜し。

つづく